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ヘアオイルを買ってみたけれど、使ってみたらなんか違う——そんな経験、ありませんか。
「べたっとして髪が重くなった」「つけたのにパサパサが変わらない」「朝につけたらぺたんこになった」。クチコミで評判の商品を選んだはずなのに、なぜか自分には合わない。
実は、ヘアオイルは「ツヤ派」と「まとまり派」で選ぶべき商品がまったく違うんです。そして朝と夜でも、正しい使い方は異なります。
この記事では、30代の髪に合うヘアオイルの選び方を「ツヤ派・まとまり派」の2択に絞り、朝夜の使い分けガイドまでまとめました。
もくじ
30代の髪にヘアオイルが必要になる理由

「20代のころは何もしなくてもまとまっていたのに」——そう感じる方が30代に入ると一気に増えます。これは気のせいでも怠けているわけでもなく、髪そのものが変化しているから。
30代の髪に起きていることを整理すると、大きく3つあります。
変化1: キューティクルが整いにくくなる
髪の表面を覆うキューティクルは、20代に比べて密着力が落ちてきます。キューティクルが浮いた状態だと、内部の水分が逃げやすくなり、パサつきやうねりが起きやすくなります。ドライヤーをあてるたびに毛先がぱさっとひらく感触は、このキューティクルの変化が原因であることがほとんど。
変化2: 皮脂分泌量が変わる
ホルモンバランスの変化に伴い、30代では頭皮の皮脂分泌量が変動します。皮脂が少なくなると、髪に天然の潤いが行き渡りにくくなり、毛先から乾燥が進みます。20代と同じヘアケアを続けているのに手触りが変わった、という感覚の正体がこれです。
変化3: ヘアカラー・パーマの蓄積ダメージ
10代後半からカラーやパーマを繰り返してきた髪は、30代になると蓄積ダメージが目に見える形で出てきます。髪の内部タンパク質が流れ出ることで、触るとざらざらした感触になる。これが「なめらかさが失われた」と感じる理由です。
こうした30代特有の変化に対して、シャンプーやトリートメントだけでは補いきれない部分を埋めてくれるのがヘアオイルです。キューティクルを油膜でコーティングし、水分の蒸発を防ぎながら表面に光を反射させる。ヘアオイル一滴が、翌朝の髪のまとまりをがらりと変える感覚を「オイル一滴革命」と呼ぶ美容家もいるほどです。
ただし、ヘアオイルは種類によって得意なことが大きく異なります。まずは自分がどちらのタイプかを確認することが先決です。
髪全体のヘアケア習慣を整えたい方は、うるツヤ髪をつくる毎日の習慣もあわせてご覧ください。
「ツヤ派」と「まとまり派」で選ぶオイルが違う

ヘアオイルを選ぶ前に、まず自分が「ツヤ派」なのか「まとまり派」なのかを確認しましょう。同じ「ヘアオイル」でも、この2タイプで必要な油分量と質感がまったく異なります。
あなたはどちら?セルフチェック
【ツヤ派】→ 以下に3つ以上あてはまる方
- 髪はさらっとしているが、ツヤがない・パサパサに見える
- 細毛・軟毛でボリュームはあるが、まとまりにくい
- ドライヤー後、毛先がひらいてぼわっとなりやすい
- 重いものをつけると髪がぺたんこになってしまう
- 天然由来・軽めのテクスチャーが好き
【まとまり派】→ 以下に3つ以上あてはまる方
- 髪が広がりやすく、雨の日はうねりが強くなる
- 毛量が多い・硬い・くせ毛でまとまらない
- ドライヤー後も毛先がバラバラになりやすい
- パーマやカラーで傷んだ部分がごわつく
- しっとり・重めの仕上がりが好き
ツヤ派は「軽くさらっとしたオイルで表面をなめらかにコーティングする」アプローチが正解。まとまり派は「しっとりとした重みのあるオイルで水分をしっかりと閉じ込める」アプローチが必要です。
市販のヘアオイルの多くは「全髪質対応」と書かれていますが、実際には成分の配合バランスによって得意な髪質がはっきり分かれます。この記事では、ツヤ派とまとまり派の2択に絞って具体的な選び方を整理しました。
髪質の根本からケアしたい方は、30代の髪に合うシャンプーの選び方も参考にしてみてください。
ツヤ派のヘアオイル選び(軽め・さらっと仕上がるタイプ)

ツヤ派にとってのヘアオイルの役割は「光を反射する表面をつくること」。重すぎるオイルをつけてしまうと、髪がぺたんこになったり、べたついた印象になってしまいます。
ツヤ派が選ぶべきオイルには、3つの条件があります。
条件1: 植物性・軽いテクスチャーのオイルが主成分
ひまわり油・椿油・アルガンオイルなど、サラッとした浸透感の植物性オイルが主成分のものを選びましょう。シリコン系の被膜成分と組み合わさることで、表面がなめらかになり、ドライヤー後につるんとした光沢感が生まれます。
条件2: 「ミスト・ウォーター系」タイプより「オイル美容液」タイプ
「ヘアオイル」という名称でも、ミスト状やウォータータイプのものは水分補給メインで、表面のツヤをつくる力が弱いことがあります。ツヤを出したいなら、液体のオイルタイプを選ぶのが基本です。1〜2プッシュ手に伸ばして毛先から馴染ませると、ふわっとしたツヤ感が生まれます。
条件3: 「ノンシリコン」より「シリコン配合」が向いている場合も
「ノンシリコン=良い」というイメージがありますが、ツヤを出したいなら適度なシリコン配合がむしろ効果的。シリコンがキューティクルの凹凸を埋めて表面をフラットにするため、光がまんべんなく反射してツヤが出ます。「シリコン=髪に悪い」は誤解で、使い方次第です。
ツヤ派おすすめ: ディアボーテ プレミアムひまわりオイル
- 主成分: ハイプレミアムひまわり油・ひまわり種子エキス
- テクスチャー: さらっとした軽め
- 仕上がり: ふわっとしたツヤ感・細毛でもぺたんこにならない
- 参考価格: オープン価格(ドラッグストア実勢1,500円前後)
ディアボーテ プレミアムひまわりオイルは、ひまわりを主成分にした軽いテクスチャーが特長です。ドライヤーの熱から髪を守りながら、乾かした後の「さらっとしたツヤまとめ髪」を実現します。細毛・軟毛でヘアオイルをつけると重くなりがちな方に、特によく合います。LDK the Beautyのヘアオイル特集でも上位評価を獲得しており、ドラッグストアで手に入るプチプラの選択肢として繰り返し取り上げられています。
使う量は、ショートなら1プッシュ、ミディアム〜ロングなら2プッシュが目安。手のひらになじませてから毛先→中間の順につけると、根元のぺたんこを防げます。
まとまり派のヘアオイル選び(しっとり・重めタイプ)

まとまり派のヘアオイルに求めることは「水分を閉じ込めて、広がりを抑えること」。軽すぎるオイルでは油分が足りず、湿気や乾燥に負けてしまいます。
まとまり派が選ぶべきオイルには、これだけ押さえておけば大丈夫という3つの条件があります。
条件1: 高密着・重めのオイルが主成分
ホホバオイル・マカデミアナッツオイル・バオバブオイルなど、分子量が大きく密着力の高い植物性オイルが主成分のものを選びましょう。これらは髪の表面にしっかりとした油膜をつくり、湿気が髪の中に入り込むのをブロックします。広がりやすい・うねりが出やすい髪に対して、しっとりとした重みで落ち着かせてくれます。
条件2: セラム(美容液)タイプが効果的
「セラム」と名のつくヘアオイルは、美容液成分を配合したタイプが多く、表面をコーティングしながら内部にも補修成分を届けます。カラーやパーマのダメージで髪がごわついているまとまり派には、セラムタイプが特に向いています。ミルク状のテクスチャーで伸びやすく、量を調整しやすいのも利点です。
条件3: 「熱保護成分」が入っているものを選ぶ
まとまり派の多くは、ドライヤーやアイロンを使う頻度が高め。熱保護成分(シクロペンタシロキサン・イソドデカンなど)が配合されているものなら、乾かすプロセスでのダメージを減らしながら、同時にまとまりを引き出せます。ドライヤー前につけると、なめらかさが段違いに変わります。
まとまり派おすすめ: ミルボン エルジューダ グレイスオン セラム
- 主成分: バオバブオイル・スクワラン・エモリエント成分
- テクスチャー: とろみのあるセラムタイプ
- 仕上がり: しっとり重め・広がりを抑えてまとまる
- 参考価格: 2,750円前後(サロン専売品・Amazonでも購入可能)
ミルボン エルジューダ グレイスオン セラムは、美容室専売品として長く支持されているヘアオイルのベストセラーです。バオバブオイルのしっとりとした密着感で、ドライヤーをあてるたびに髪がつるんとまとまる感触があります。くせ毛・多毛・カラーダメージが気になるまとまり派に対して、特によく応えてくれます。サロン専売品ですがAmazonでも購入可能で、「使うと次の日の髪が別物」というクチコミが後を絶ちません。
使う量は、ショートなら1プッシュ半、ミディアム〜ロングなら2〜3プッシュ。テクスチャーが重めなので、つけすぎるとべたつく場合があります。慣れるまでは少量から始めて調整しましょう。
朝と夜で使い方を変えるとさらに効果的

ヘアオイルは「いつ使っても同じ」ではありません。朝と夜では髪の状態も目的も違うため、使い方を変えることで効果が大きく変わります。
朝と夜の使い方ガイド
【夜: ドライヤー前につける】目的=補修・保護
タイミング: タオルドライ後、ドライヤーをあてる直前
量: 通常の1.2倍多め(乾かすと蒸発するため)
目的: 熱ダメージから守りながら内部に成分を浸透させる。寝ている間も油膜が残り、翌朝の手触りが変わる
【朝: スタイリングの仕上げにつける】目的=ツヤ・まとまり
タイミング: スタイリングの最後、整えた髪に
量: 夜の半量(少なめが鉄則)
目的: 表面にツヤを出し、湿気からスタイルを守る。手のひらに広げてから毛先→表面の順でなじませる
夜のドライヤー前ケアで特に大事なのは、完全にタオルで水気を取ってからオイルをつけること。水分が多すぎる状態でオイルをつけると、成分が薄まってしまいます。8割程度タオルドライしてから、オイルを手になじませて髪にのせる——この順番が効果を最大化します。
朝のスタイリングでは、量のつけすぎが失敗の原因になります。手のひらに出して少し温めてから、毛先から中間へと馴染ませ、最後に表面に残ったオイルで整える。根元にはつけないことで、べたつきやボリュームダウンを防げます。
ツヤ派は朝のスタイリングに軽めオイルを使い、夜はしっとりタイプで補修するという組み合わせもおすすめです。まとまり派は朝夜とも同じセラムタイプで統一すると、安定したまとまりが続きます。
シャンプーから乾かし方まで、ヘアケアの全体的な習慣を整えたい方はうるツヤ髪をつくる毎日の習慣をあわせてご覧ください。
ヘアオイルでやりがちな失敗3つ

「ヘアオイルを使っているのに、なぜか効果を感じない」というときは、使い方に小さなズレがあることがほとんどです。よくある失敗を3つ挙げます。
失敗1: 根元からべったりつける
ヘアオイルを根元から塗ってしまうと、頭皮の毛穴を詰まらせる原因になるだけでなく、ぺたんこのぺったりした仕上がりになってしまいます。ヘアオイルは必ず毛先から。中間までなじませたら、表面を整える程度でとめるのが正解です。根元には絶対につけない——これだけで、仕上がりのクオリティが格段に変わります。
失敗2: 濡れた髪にそのままつける
お風呂から上がってすぐ、ほとんど水が滴っている状態でオイルをつけていませんか。水が多すぎると、オイルが髪に密着せず流れてしまいます。タオルドライでしっかり水気を取り、「ぽたぽた落ちない程度」まで乾かしてからつけるのが基本。この一手間で、翌朝の髪のしっとり感が変わります。
失敗3: 量が多すぎる(または少なすぎる)
ヘアオイルは「多いほど効果が出る」わけではありません。多すぎるとべたつき・重さが出てスタイルが崩れ、少なすぎると効果が実感できない。適切な量は髪の長さで変わりますが、迷ったら「少ない量から足していく」が正解です。
量の目安(参考)
| 髪の長さ | 夜(ドライヤー前) | 朝(スタイリング) |
|---|---|---|
| ショート | 1〜1.5プッシュ | 0.5〜1プッシュ |
| ミディアム | 2プッシュ | 1プッシュ |
| ロング | 2.5〜3プッシュ | 1.5プッシュ |
失敗の多くは「正しい量」と「正しいタイミング」を知らないだけで起きています。一度意識して変えてみると、「こんなに違うのか」と感じる方がほとんどです。
ヘアオイルと相性のよいシャンプー選びについては、30代の髪に合うシャンプーの選び方でも詳しく解説しています。
まとめ: 自分のタイプを知ることが、ヘアオイル選びの全て

ヘアオイルで失敗してきた理由の多くは、「自分に合うタイプを選べていなかった」ことにあります。
今日の記事でお伝えしたことをまとめます。
この記事のまとめ
- 30代の髪はキューティクル・皮脂・ダメージの3つが変化し、ヘアオイルが効果的
- ツヤ派は軽め・さらっとオイルで表面コーティング → ディアボーテ プレミアムひまわりオイルが向いている
- まとまり派は重め・しっとりセラムで水分を封じ込める → ミルボン エルジューダ グレイスオン セラムが向いている
- 夜はドライヤー前に多めにつけて補修・保護。朝は仕上げに少量でツヤとまとまりを整える
- 根元につけない・水分が多すぎる状態でつけない・量のつけすぎに注意
ヘアオイルは毎日使うものだから、「なんとなく合わない」という感覚を放置しないことが大切です。自分が「ツヤ派」か「まとまり派」かを知るだけで、選び方がぐっとシンプルになります。
まずは今夜、ドライヤーの前に1プッシュだけ試してみてください。明日の朝、髪の手触りが変わっているはずです。
ヘアケア全体の習慣を整えたい方はうるツヤ髪をつくる毎日の習慣へ、シャンプーから見直したい方は30代の髪に合うシャンプーの選び方へ、あわせてご覧ください。